筋活動のパターンの解析法とデータ・リダクション法の妥当性について
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概要
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本研究では、同一の被験食品を異なる二体位(座位と仰臥位)で嚥下したときの舌筋筋活動を記録し、その活動パターンのTp法(筆者らが最近開発した解析手法)による解析の妥当性を調べた。また、本解析対象のような生体データのコンピュータによる記録に際し、高頻度のディジタル・サンプリングに伴うデータ・サイズの巨大化がしばしば問題となるところから、リダクション・データに基づく解析の妥当性についても調べた。Tp法による解析の結果、原データを用いた場合に、座位と仰臥位における舌筋活動パターンの差違を識別できた。また、データ・サイズが原データの2^<-6>となる強いリサンプリングを施したリダクション・データを用いても、Tp法のパターン識別能は損なわれなかった。すなわち、本Tp法による筋活動パターンの解析および解析対象のデータ・リダクションの妥当性が示唆された。
- 新潟医療福祉大学の論文
- 2005-12-22
著者
-
宮岡 洋三
新潟医療福祉大学 医療技術学部 健康栄養学科
-
蘆田 一郎
新潟医療福祉大学 医療技術学部 健康栄養学科
-
稲垣 大悟
新潟大学大学院 医歯学総合研究科 口腔生命科学専攻
-
川上 心也
新潟医療福祉大学 医療技術学部 健康栄養学科
-
宮岡 洋三
新潟医療福祉大学
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蘆田 一郎
新潟医療福祉大
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川上 心也
新潟医療福祉大・健康栄養
-
宮岡 洋三
新潟医療福祉大・健康栄養
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