鼻腔閉鎖による基本味閾値の変化
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概要
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味覚と嗅覚との関連を示す知見は多いが、その多くが両感覚の閾上刺激を用いてきた。本研究では、鼻腔の気流遮断による味覚への影響を閾値の測定によって検討した。今回は、四基本味 (甘味、塩味、酸味、苦味) およびうま味の検知閾と認知閾について、鼻腔の「両側開放」、「片 (左、右) 側閉鎖」、および「両側閉鎖」という3条作間で比較した。得られた主な知見は、次の3点であった。(1)酸味を除く4味質において、鼻腔の閉鎖は味覚閾値を上昇させた、(2)うま味の閾値上昇は特に顕著であった、(3)片側の鼻腔閉鎖は味党閾値に影響せず、左右差もなかった。「風味」とは一見無縁と見られる四基本味やうま味についても、嗅覚情報の影響を受けることが示唆された。
- 新潟医療福祉大学の論文
著者
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宮岡 洋三
新潟医療福祉大学 医療技術学部 健康栄養学科
-
蘆田 一郎
新潟医療福祉大学 医療技術学部 健康栄養学科
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宮岡 洋三
新潟医療福祉大学
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蘆田 一郎
新潟医療福祉大
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宮岡 洋三
新潟医療福祉大・健康栄養
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