操作行動が運動物体の知覚に及ぼす影響(マルチモーダル情報処理とインタフェース&応用システム及び一般)
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概要
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近年,3次元構造の復元過程に頭部運動や眼球運動情報などの網膜外情報が影響を与えるという報告が見られるようになってきた.これらの網膜外情報の利用は人間の発達過程を経て成立してきたと考えられる一方で,新奇な操作行動についても同様の関係が存在・成立するのか,もし成立するのであればどのような過程を経るのかは明らかではない.本研究では操作行動が実験では多義的な3次元構造の解釈をもつ2D optic flowの解釈に与える影響と,その成立過程について検討を行った.実験ではボタンを押すことによって奥行き移動感を与える背景刺激とともに2D optic flow刺激が与えられた.実験条件として2D optic flow刺激呈示中のボタン押しの有無と背景画像の有無を操作した.実験の結果,背景刺激の呈示されない条件においても,各セッション内での試行の進行につれてボタン押しが背景が呈示される条件と同様の影響を解釈に及ぼすようになることが示された.一方でこの影響はセッションをまたいで持続することはなかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-10-19
著者
-
渡邊 洋
産業技術総合研究所人間福祉医工学研究部門くらし情報工学研究グループ
-
梅村 浩之
産業技術総合研究所人間福祉医工学研究部門くらし情報工学研究グループ
-
寺本 渉
産業技術総合研究所人間福祉医工学研究部門くらし情報工学グループ
-
渡邊 洋
産業技術総合研究所
-
梅村 浩之
産業技術総合研究所デジタルものづくりセンター
-
渡邊 洋
産業技術総合研 ヒューマンライフテクノロジー研究部門
-
梅村 浩之
産業技術総合研究所
-
梅村 浩之
産業技術総合研
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