3次元動画像データを用いた表情認知研究(第2報) : Face from shading
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概要
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本稿は3次元計測された顔画像データに基づき陰影画像を作成し、知覚された局所表面方向を被験者に報告させることにより、顔形状の3次元幾何情報に対する人間の知覚能力を検証することを目的とする。刺激画像として1)正立顔, 2)正立顔のデータ点を減らし平滑化したもの(pseudo face), 3)倒立顔, 4)pseudo faceの倒立顔, 5)正立顔に対してThatcher効果を与えたもの5種類を用い, 被験者は各刺激内227箇所で面方向の判断を行った.結果は顔陰影画像から判断される表面方向という3次元的な尺度は一般的な陰影からの形状復元よりも安定したものであることを示し、人間が顔画像から定量的に3次元的な判断を下すことが可能であることを示唆するものであった.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-01-21
著者
-
梅村 浩之
産業技術総合研究所人間福祉医工学研究部門くらし情報工学研究グループ
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梅村 浩之
大阪工業技術研究所光機能材料部情報光学研究室
-
渡邊 洋
大阪工業技術研究所光機能材料部情報光学研究室
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松岡 克典
大阪工業技術研究所
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