プロジェクト類似性に基づく工数見積もりのための変数選択
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概要
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ソフトウェア開発プロジェクトの完遂に要する工数を正確に見積もるため,プロジェクト間の類似性に基づく見積もり方法の研究が進んでいる.しかし,少ない計算量で効率的に変数選択を行う方法はまだ提案されていない.本稿では,工数と相関が小さい変数を除去するCorrelation Based Selection (CBS)を提案する.提案手法は,データ内の各変数について相関係数を計算するのみであるため,必要となる計算量が非常に少ない.ソフトウェア開発企業で収集されたデータを用いた評価実験の結果,提案手法は従来手法(変数減少法)より効率的に,より大きく精度を改善できた.実験で用いた精度評価尺度の値に着目すると,従来手法を用いた場合はMMRE (Mean Magnitude of Relative Error)が0.047,相対誤差分散が0.124の改善にとどまり,PRED(25)は0.039悪化した.一方で,提案手法を用いた場合はMMREが0.165,相対誤差分散が0.243,PRED(25)が0.039と,より大きく改善した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-10-20
著者
-
門田 暁人
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
松本 健一
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
柿元 健
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
角田 雅照
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
大杉 直樹
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
松本 健一
奈良先端科学技術大学院大学
-
大杉 直樹
株式会社NTTデータ
-
柿元 健
香川高等専門学校電気情報工学科
-
柿元 健
大阪大学大学院情報科学研究科
-
角田 雅照
奈良先端科学技術大学院大学
-
門田 暁人
奈良先端科学技術大学院大学
-
瀧 進也
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科 現在,株式会社日立製作所
-
瀧 進也
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科 現在 株式会社日立製作所
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