Augmented RealityオーサリングのためのARToolKit for GEM(コンテンツ作成と表現,<特集>表現のためのインタフェース,および一般)

概要

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Augmented Reailty(AR)アプリケーションやシステムの構築には、まだまだ知識や技量を必要としており、インタラクションのデザインやコンテンツ制作のために容易に利用できる制作支援環境はまだ少ない。そこで、ビジュアルプログラミング環境Max/MSPやPureDtata上で動作するビデオ・CG処理環境GEMに対し、AR処理のためのライブラリARToolKitを組み込んだエクスターナルオブジェクト(プラグイン)ARToolKit for GEMを実装した。これにより、ARToolKitのビジュアルマーカーの認識処理(三次元位置および方向とマーカーの判別)が容易に行え、C言語やOpenGLを知らずとも、オーサリング感覚でARコンテンツの制作ができるようになった。その他の利点も含めて、より柔軟にARの利用環境が実現できる。本稿では、このビジュアルプログラミング環境Max/MSP,PureDataやGEM、ARToolKitの各々の特徴・利点を説明し、実装したARToolKit for GEMの機能について述べ、簡単な動作例を挙げる。
2006-07-06