心臓血管外科手術後の急性期リハビリテーションにおける理学療法実践とその課題

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概要

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近年,虚血性心疾患などの循環器疾患を含めた内部障害者は,先進国各国で急増している。心臓リハビリテーションはエビデンスに基づいた医療であり,近年の報告では生存率の改善までも示されている。しかし,わが国での心臓リハビリテーションの普及率は欧米よりも低い。心臓血管外科手術後のリハビリテーションは,急性期・回復期・慢性期に分類される。急性期リハビリテーションにおいて,理学療法士は早期離床,肺合併症の予防と治療を行う。わが国で第3位の心臓血管外科手術数を誇る病院での集中治療部専任理学療法士の臨床実践について後向きに検討した。理学療法の実践が手術から歩行自立までの期間を短縮し,年代に関係なく,離床を進める医療行為であることが明らかになった。さらに,その実践を急性期のみならず,回復期・維持期リハビリテーションにおいても国内で推進することが課題である。そのためには,理学療法教育についても今後調査を行う必要がある。
神戸学院大学の論文
2006-03-20

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