日本産タマキガイ科二枚貝 III : 近隣海域(インド洋-西太平洋-オーストラリア周辺)の現生種々名目録
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概要
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オーストラリア周辺-インド洋-西太平洋海域で記載された現生タマキガイ科二枚貝のリストである。各種毎に原記載の文献学的引用, 模式標本の種類, 保管場所, 標本番号, 模式産地を記録した。太字で示された種名は命名規約上適格であり, 細字で示された種名は不適格である。ただし, 不適格な種名はすべて無効であるが, 適格な種名が常に有効であるとは限らない。たとえば, Pectunculus angasi CROSSE, 1880はMelaxinaea novaguineensis (ANGAS, 1879)の新参客観シノニムであるからANGASの種名が無効とならない限り, 適格ではあるが有効とはならない。本リストでは, すでに日本産の種名目録(松隈, 1979)でとりあげた種については省略したが, その後新しい情報を得た若干の種は再掲した。オーストラリア及びニュージーランドの化石種については, すでにFLEMING (1966), DARRAGH (1970), KEYES (1972)の新生代化石種のリストがあるが, 白亜紀の化石については未だ整理されていない。インド洋周辺及び東南アジア諸国の化石種も又未整理であるが, これらは日本南部の現生種並びに化石種の検討に緊急に必要なものであり, 早急にとりまとめることが望まれる。
- 日本貝類学会の論文
- 1980-04-30
著者
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