甘藷に對する施肥の基礎的研究
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概要
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甘藷生産に対する三要素供給の時期及び期間の影響について水耕法により研究した。その成績の概要を示すと次の如くである。1.窒素は挿苗してから3週間供給をおくらすと生体収量は減じなかったが,品質を低下した。なお窒素の欠除が長くなる程収量品質共に低下した。17週以後の窒素欠除は却って収量品質を向上した。2.燐酸は挿苗してから2週間供給をおくらすと,収量品質共に低下し,なお欠除期間が長くなる程この傾向が甚しくなった。15週以後は燐酸を欠除しても藷の生産に影響はなかった。3.加量は全生育期間供給する必要を認めた。本研究は昭和23年「三要素の欠除期が甘藷の生育に及ぼす影響について(第一報)」昭和24年〔同(第二報)〕,昭和25年「三要素の欠除期が甘藷の品質に及ぼす影響について」主題し日本土壤肥料学会講演会において発表したものである。
- 千葉大学の論文
- 1953-03-01
著者
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