キュウリつる割病に対するカニ殻の土壌添加の効果
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概要
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病原菌Fusarium oxysporum (Schl.) f. sp. cucumerinum Owenを接種した無殺菌土壌(自然土壌)へのカニ穀の添加はキュウリつる割病の発生を低下させたが,殺菌土壌への添加は効果がみられなかった.効果の発現は,添加約30日後にあらわれた.カニ殻の土壌への添加は,殺菌土壌および無殺菌土壌ともに糸状菌,放線菌,色素耐性細菌,細菌および病原菌拮抗放線菌を増加させたが,無殺菌土壌では,殺菌土壌におけるより,色素耐性細菌および病原菌拮抗放線菌の増加がやや多かった.また,自然土壌への添加は,土壌からの炭酸ガス発生を助長し,土壌反応を酸性からアルカリに上昇させた.
- 千葉大学の論文
- 1985-12-25
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