魏晉之際的阮籍
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
阮籍の前半生は恰度曹魏が漢帝国を制する時代にあたるが、阮籍は病気などの口実を設け、紛雑した世から逃避し、一時の平静を得ていた。しかし後半生は、司馬氏が益々野心を増大させていった時期にあたり、その司馬昭が阮籍を常に側近とし望み通りに任せたので、司馬王朝のかけがえのない重臣のような存在にみえたが、実は司馬氏にとって阮籍は極めて有効な利用価値のある人間にすぎず、その本心では彼を信じていなかったのである。本論文は史実に基づいて阮籍とその生きた魏晉時代について論じた。
- 桃山学院大学の論文
- 1993-02-25
著者
関連論文
- 跋蒼頡菴藏墨
- 麟慶知交手札
- 阮籍仕宦考
- 麟慶知交手札
- 『甬上耆舊詩』編著考(山川偉也教授退任記念号)
- 『甬上耆舊詩』人名字號及其著述表 (遠山 淳教授退任記念号)
- 陳沂詩文補遺
- 陳沂及其『憶昔』四首
- 金農詩選
- 讀文徴明自書詩巻
- 日本南畫(下)
- 魏晉之際的阮籍
- 日本南畫(上)
- 玄齋詩跋
- 第10回桃山学院大学・啓明大学校国際学術セミナー : 報告と討議の概要