感情障害に関する細胞遺伝学的研究
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概要
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感情障害の責任遺伝子の座位に関して, Egelandらは11番染色体短腕末端部と報告したが, GurlingらおよびGershonらはEgelandらと全く同じ方法を用いて連鎖分析を試みた結果,感情障害の責任遺伝子が11番染色体に座位するという証拠は見出せなかったと報告している。これら一連の研究結果から,感情障害を支配する遺伝子座位に関しては決定的な結論は得られていない。著者らは感情障害病因解明の一手段として細胞遺伝学的立場から高精度分染法による染色体分析を試みたが,染色体異常は認められなかった。以上の如く本研究から感情障害発症要因を染色体レベルで解明することは困難である。今後,遺伝子およびDNAレベルで検討する予定である。
- 北里大学の論文
- 1989-08-31
著者
-
前田 徹
北里大看護学部
-
南光 進一郎
帝京大学医学部精神神経科学教室
-
前田 徹
北里大学看護学部
-
南光 進一郎
帝京大学医学部精神神経科
-
南光 進一郎
東京大学医学部 脳研究所
-
功刀 浩
帝京大学医学部・精神神経学教室
-
平石 佳之
杏林大学保健学部・臨床遺伝学教室
-
古庄 敏行
杏林大学保健学部疫学教室
-
田村 高志
杏林大・保・臨床遺伝
-
田村 高志
杏林大学保健学部臨床遺伝学教室
-
古庄 敏行
杏林大・保・臨床遺伝
-
古庄 敏行
杏林大学保健学部・疫学・臨床遺伝学
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