ペルオキシダーゼまたはフェリチン標識凝集素による細胞内複合糖質の検出
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概要
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組織内または細胞内の糖残基の局在を通常のエポン切片上で証明する方法を検討した。切片を直接ペルオキシダーゼ,またはフェリチンで標識したコンカナバリンAと反応すると非特異的吸着が生じ,鮮明な染色像が得られない。しかし切片を過ヨウ素酸で酸化し,ホウ素酸水素ナトリウムで還元してから標識レクチンと反応すると,非特異的吸着は阻止され,鮮明な像を得ることができた。この改良法によって,胃,腸,精巣,甲状腺における糖残基(マンノース,グルコース)の局在をエポン切片を用いて示した。
- 北里大学の論文
- 1980-10-31
著者
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