環境教育の視点から考えるエコミュージアム構想
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概要
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宇都宮大学教育学部環境教育課程は、設立から5年が過ぎ、2004年3月に2回目の卒業生を送り出したところである。環境教育の重要性に鑑み、自然環境領域・生活環境領域を2本柱に、学際的な視野に立った環境教育を担う人材の育成を目標としてカリキュラムの展開を模索し続けている。本稿は、こうした状況のもと、環境教育をテーマとした教材開発の提案を学生とともに考えた構想である。公害の原点である足尾から渡良瀬遊水池にかけてのフィールドワークを学習環境に想定したエコミュージアムを教材とした環境教育の展開構想である。環境教育のフィールドワークにエコミュージアムを利用することになるが、エコミュージアム構想そのものが、新しい提案ともなっている。環境教育課程が自然環境、生活環境、社会環境を総合的に学ぶ場として貴重な要素がある。また、生涯学習の観点からも、地域との連携の場としても、様々な可能性が考えられる。
- 宇都宮大学の論文
- 2004-04-01
著者
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