<報告>看護学生の自己評価・授業評価における教育方法の検討 : 慢性疾患をもつ患者の看護を通して
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概要
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本研究の目的は, 看護学生の自己評価・授業評価を明らかにし, 授業改善のための基礎資料とすることである。研究方法は本学2年生97名を対象に, 慢性疾患をもつ患者の看護の講義終了後に, 自作の質問紙を用いて「授業目標と授業内容の一致性」, 「学習内容の理解度」, 「授業態度の自己評価」, 「教員の評価」, 「自己評価・授業評価をすることの意義」を調査した。その結果, 学生は自己評価・授業評価の意義を見出していた。また, 学習態度や自己学習状況, 教授方法, 時間数・時間帯に関しては否定的な受け止め方が多く, 教員の熱意や教材の工夫, 授業形態, パーソナリィティに関しては肯定的な受け止め方が多かった。今後の方向性として自己評価・授業評価の結果を授業にフィードバックすること, 継続的に授業内容を深めるための学生との関わりの場を活用することの必要性が示唆された。整理・統合した内容に関する教授方法の検討が今後の課題である。
- 県立広島大学の論文
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