<原著>大学生の自己評価と授業評価に関する認識の分析
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概要
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大学生が授業終了後に自己評価や授業評価を行うことの教育的意味を明らかにするために, H県立短期大学3年次の選択科目「看護学特論II」を受講した看護学科学生67名に対し, 東海大学式Minute Paperを参考に作成した質問紙と自由記載を用いて調査した。その結果から, 学生が自己を振り返ることにより思考する習慣を形成できたこと, 自己の課題を明確にできたこと, 教員とのコミュニケーションを深めたことなどの教育的意味が明らかになった。また, 授業終了時の自己評価や授業評価の導入では, 学生が自己を客観的に対象化できる能力が前提条件であることや, 授業概要を充実させることなどを通して学生に到達目標を明確に提示することの必要性が示唆された。
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