ミクロネシア連邦のヤップ島とウリシー環礁における蚊の採集成績
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概要
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1999年10月と11月にヤップ島において蚊幼虫の採集を行い,60カ所から未同定2種を含む10種類723個体を採集した.Aedes hensilliは全採集個体の70.0%を占め,ヤップ島での優占種と考えられ,次いでAe. maehleri (13.4%), Ae. lamelliferus (8.4%),Culex quinquefasciatus (4.8%)であった.他の6種,Cx. sitiens, Lutzia fuscana, Aedeomyia catasticta, Cx. annulirostris, Culex sp.とAedes sp.は少数であった.2001年10月にウリシー環礁の4島でも蚊の採集を行い,56カ所から658個体が採集されたが,Ae. hensilli (71.9%)Cx. quinquefasciatus (28.1%)の2種のみであった.本調査ではAe. aegyptiとAe. albopictusは採集されなかったことから,デング熱の発生ではAe. hensilliが関与すると考えられる.Culex. annulirostrisとAe. lamelliferusの2種はヤップ島での新分布記録である.
- 日本衛生動物学会の論文
- 2005-12-15
著者
-
野田 伸一
鹿児島大・多島圏研究センター
-
宮城 一郎
琉球大・医・保健
-
當間 孝子
琉球大・医・保健
-
當間 孝子
Laboratory of Medical Zoology, School of Health Sciences, Faculty of Medicine, University of the Ryu
-
宮城 一郎
Laboratory of Medical Zoology, School of Health Sciences, Faculty of Medicine, University of the Ryu
-
荻野 和正
産業医大・寄生虫熱帯医学
-
宮城 一郎
Laboratory Of Medical Zoology Faculty Of Medicine University Of The Ryukyus
-
野田 伸一
鹿児島大学多島圏研究センター
-
Gilmatam John
Gepartment Of Health Services Yap Governmemt Fsm
-
野田 伸一
Kagoshima University Research Center for the Pacific Islands
-
GILMATAM John
Department of Health Services, Yap State Government
-
荻野 和正
Research Laboratory, Sanix Incorporated
-
Toma Takako
Laboratory Of Medical Zoology School Of Health Science Faculty Of Medicine University Of The Ryukyus
-
Toma T
Laboratory Of Medical Zoology School Of Health Sciences Faculty Of Medicine University Of The Ryukyu
-
荻野 和正
産業医科大免疫学寄生虫学
-
當間 孝子
Laboratory Of Medical Zoology School Of Health Sciences Faculty Of Medicine University Of The Ryukyu
-
宮城 一郎
Laboratory of Environmental Health, School of Health Science, Faculty of Medicine, University of the Ryukyus
-
當間 孝子
Laboratory of Environmental Health, School of Health Science, Faculty of Medicine, University of the Ryukyus
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