女子学生の健康度に関する認識
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概要
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(1)現在,標準体重やそれよりやせている対象者でも,さらに減量を希望している人が多くみられ,その減量の幅は全体を通して5kg前後が圧倒的に多かった。(2)肥りはじめた時期をみると,学齢前からの対象者もあるが,小,中学校で肥りはじめている対象者がかなり多い。そして,高校以降では,食生活が以前とかわらないのに,運動量の減少でますます肥ってきているのが現状である。(3)肥っている対象者についてみると,「やせること」を希望しながらも,過去数回の減量に失敗し,結局,もとの体重にもどったり,自分一人では根気が続かないで,あきらめている対象者がみられた。(4)20歳前後の女子では,健康上よりも,美容上から体型に強い関心がもたれている。擱筆にあたり,実験に際し,多大なご協力をいただきました国立栄養研究所・健康増進部部長,故鈴木慎次郎先生を始め,山川喜久江室長,樋口満研究員に心より感謝申しあげます。また,本論文をまとめるにあたり,ご指導いただきました浜野美代子助教授,ならびに,協力をいただきました被検者の学生に心よりお礼申しあげます。
- 東京家政学院大学の論文
- 1982-12-20
著者
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