看護学科における「総合実習 ; しまの健康」の実施と教育効果
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概要
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看護学科の学習の総括として、上五島・下五島・壱岐・対馬で4年次前期に実施している「総合実習 ; しまの健康」が、これまでに3回の実施を経験した。この時点で実習方法・実習効果を振り返るとともに、総合実習の効果を考察した。その結果、現行の実習方法は、学生の自主的な学習を促し、各方面の協力を取り付けながら問題を追及する経験となり、卒業後に必ず必要となるチームによる活動の予備訓練となる等、教育効果が優れていると考えられた。また、看護学科の教育目標を受けて設定した実習の評価項目のほとんどに、学生は高い達成感を持っており、総合実習によって4年間の学習が身に付いていくことがわかった。この実習は、日本看護系大学協議会により示された「学士課程で育成される看護実践能力」の達成にも有効であり、大学卒業時目標の到達度を総合実習の評価で測ることが可能であると考えられた。
- 県立長崎シーボルト大学の論文
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