<報告>模擬患者を利用した老年性痴呆患者の看護における学生の反応と学習過程
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概要
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今回,本学看護学科3年次生を対象に老年期の健康と看護の教科目に模擬患者を導入した演習形態の授業展開を行った。単元は痴呆高齢者のコミュニケーショントレーニングと痴呆患者のケアを展開する上での知識の確認を目的に行った。演習終了後,学生からの反応として印象に残ったこと,自分にとって最もためになったこと,学習場面で気づいたことについての記述と看護学生と模擬患者との対応場面について教員からのフィードバックの感想等について記述してもらった。学生からは模擬患者参加のコミュニケーションスキル,知識習得という課題学習のいずれにおいても,講義形式よりも踏み込んだ学習ができた。隣地実習に対する準備体勢を整えるのに有効であった。また,模擬患者導入の演習は隣地に近い学習が可能であったなどの意見が聞かれた。今後科目全体の見直し,単元の見直しが可能ではないかという手がかりが得られたので報告する。
- 県立長崎シーボルト大学の論文
著者
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