中国崑崙山脈策勒河上流における気象観測-その2-(1994年9月〜1997年8月)
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概要
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日中共同で崑崙山脈の策勒河上流の喀拉塔什(カルタス)において, 1994年9月から1997年8月までの3年間にわたり, 山地水文観測装置による地上気象観測を行った. 測定項目は, 気温, 地温, 風向, 風速, 全天日射量, アルベド, 降水量および積雪重量である. これで, 前報のものを含めて6カ年分のデータが得られ, 1〜12月の年統計値としては5カ年分収録されたことになる. この結果, 年平均気温は, 1992年の2.6℃から1996年の-2.1℃まで約5℃も低下していた. また, 年平均地温は年平均気温に比べて約3℃〜7℃高くなっていた. 月平均風速は, 年間を通じてほとんど変化がなく, 1.8〜2.7m/sの範囲にあった. 月平均全天日射量は, 冬至で約2MJ/m^2, 夏至で約17MJ/m^2であった. 年降水量は, 平均すると152mmで, モンスーンの5〜7月に集中しており, 11月から翌年4月までの冬期の降水量は年降水量の13〜26%と少なかった.
- 2000-02-29
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