認知意味論と外国語教育の接点を求めて
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概要
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言語学の一領域である意味論は、主に言葉の意味を、それぞれの言語固有の特徴をとらえながら記述する。いっぽう外国語教育研究では、学習過程が研究対象であり、学習ストラテジーや学習者の認知的側面が重要になる。個別言語の特徴は中心テーマではない。本稿では、認知意味論の中でも重要な概念であるイメージ・スキーマによる意味記述が、言語学習のプロセスを考えるときにどのように役立つか、ドイツ語の話法の助動詞を例に考察してみる。教材から読み取れる学習プロセスを比較し、視覚的イメージの使用は学習者の中間言語の変化を記述するだけでなく、学習プロセスを改善できる可能性もあることを述べる。
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