雪印乳業における組織風土の変容と企業倫理
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は企業倫理に影響を与える組織風土の変遷について、歴史的視点から考察するものである。具体的には、雪印乳業・雪印乳業グループの事例をとり上げ、企業の長期的な変遷および環境要因の変遷を分析し、企業倫理がいかなる要因に影響を受け、形成・変容していくのかを議論している。考察の結果、本事例の場合、意図しない組織風土の変化が発生し、その後のCI導入による組織風土の変化の固定化と業績悪化によるリストラが不祥事発生の背景にあることが推察された。そのような組織風土の固定化を防ぐには絶えず、自らの組織風上を省察する組織学習が必要であることを示唆した。
- 東海学園大学の論文
- 2005-03-31
著者
関連論文
- 製品イノベーションを誘導する組織プロセス
- 地殻変動が予想される北米自動車産業と日系自動車北米現地工場の実態調査(2) : 2004年9月調査を中心に
- 地殻変動が予想される北米自動車産業と日系自動車北米現地工場の実態調査(1) : 2004年9月調査を中心に
- マネジメント・イノベーションと組織能力の向上 : 新たな競争優位構築を目指して
- イノベーションの源泉としての学習能力
- 我が国における企業倫理制度化の変遷--1996年〜2008年
- 第5回・日本における企業倫理制度化に関する定期実態調査報告
- 第5回・日本における企業倫理制度化に関する定期実態調査報告(自由論題)
- 日本企業における倫理確立に向けての取り組みと管理者の倫理観 : 10年前との比較(自由論題)
- 第4回・日本における企業倫理制度化に関する定期実態調査報告(自由論題)
- 日本企業における倫理確立に向けての取り組みと管理者の倫理観--10年前との比較
- 個人の倫理的意思決定に及ぼす組織風土の影響
- 第3回・日本における企業倫理制度化に関する定期実態調査報告(自由論題)
- 競争力/倫理性の向上に向けての組織関発 : インタビュー調査による予備的考察(自由論題)
- 第2回・日本における企業倫理制度化に関する定期実態調査報告
- 21世紀の企業と社会に関する学生の意識調査 : 倫理基準適用の実態と属性間分析
- 第1回・日本における企業倫理制度化に関する定期実態調査報告
- 企業倫理 日本における企業倫理システム確立の現状--企業倫理制度化に関する定期実態調査報告
- 既存企業による破壊的イノベーションの可能性 : 乗用車ベースSUVの開発
- 自動車企業における製品コンセプト創造と組織能力
- 現代日本企業と「会社主義」 : 「会社主義」の好循環と悪循環
- 企業倫理に関する未来からの提言--21世紀の企業と社会に関する学生の意識調査を踏まえて
- 企業倫理に関する未来からの提言--21世紀の企業と社会に関する学生の意識調査を踏まえて
- 既存企業による破壊的イノベーションの可能性--乗用車ベースSUVの開発
- 雪印乳業における組織風土の変容と企業倫理
- 「組織の倫理失敗と学習:分析枠組と視点」
- 製品イノベーションのためのコラボレーション
- 日本企業におけるイノベーション・プロセスの再検討