極低出生体重児の就学時における知的発達の検討 : 就学時IQと出世時および生育環境の関係の検討

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概要

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出生体重や在胎期間などの出生時の条件や子どもの数、母親の学歴などの生育環境が、小学校就学時IQの規定因子になりうるのかについて検討した。対象は、平成5年12月から平成8年7月に、新潟市民病院新生児医療センターで出生、または搬送入院して生存退院し、小学校就学時にIQ検査が施行できた極低出生体重児91名である。方法は、就学時IQと出生時の条件や生育環境に関する項目についてT検定を行って統計的有意差を判定し、考察を加えた。その結果出生体重1,000g未満と在胎週数28週未満という条件が小学校就学時におけるIQの規定因子となった。しかし、生育環境との検定では有意差は認められなかった。そこで、出生時の条件を出生体重l,000g未満に限定した場合、生育環境の「子どもの数」「母親の学歴」が規定因子という結果を得た。
新潟医療福祉大学の論文

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