舗装弾力性試験用ボール落下ユニットの試作

概要

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健康増進法が公布され健康に対する認識は高まりつつあり,特に高年齢化に伴って中高年の健康に対する関心は強い。健康のために手軽に経費をかけないで効果的な運動を行う方法にウォーキングがあるが,足にかかる負担を考えると靴や舗装状態などの要素がある。特にウォーキングを行う場所の舗装状態が大きな影響を与えることがある。例えば,アスファルト舗装,コンクリート舗装,タイル等の舗装,土の道路,砂利の道路,芝生などがあるがその特性と足に対する影響については,まだあまり調べられていない。この舗装状態の違いを数値化することは,足に負担が少なく健康に良いウォーキングを行う上で重要なポイントである。この舗装状態を調べる弾力性試験方法は,ゴルフボールを使用するGB反発試験,スチールボールを使用するSB反発試験などがあるが,簡易試験方法として提案されているために概略の値しか得られず一人で測定を行うことは難しかった。今回試作した落下システムは,落下するボールに人為的な力を加えず繰り返し測定にも同様な落下を与えることができ比較的正確な値を得ることができた。
木更津工業高等専門学校の論文
2005-01-31