Context間の関連性を表現するメタOntology : 民俗学研究のための情報発信
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概要
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近年における情報化社会の発展に伴い, 様々な分野で情報の電子化が行われる一方, 大量の情報を知的処理する事が必要とされている.しかしながら, 知識を記述する際の基盤となる概念が暗黙的であるため, 知識の記述が困難である.このような背景のもと, 計算機を用いた知識処理に関するOntology研究が盛んに行われるようになった.現在, 神奈川大学21世紀COEプログラム「人類文化研究のための非文字資料の体系化」では, 民俗学研究資料と電子化し, 情報発信する事を目指している.そこで本稿では, 非文字資料が保持する, 意味論に考慮した概念をOntologyにより分析する.意味処理に適した概念や関係性をOntology記述する事で, 比較的単純な対応関係と, 推論される対応関係からContext間の関連性をモデル化する.また得られた知見を考察し, 民俗学分野に特化したOntologyの有効性について論じる.
- 2006-01-27
著者
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木下 宏揚
神奈川大学工学部・ハイテクリサーチセンター
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森住 哲也
東洋ネットワークシステムズ株式会社
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木下 宏揚
神奈川大
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稲積 泰宏
富山大学大学院工学研究科
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稲積 泰宏
神奈川大学工学部
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木下 慶子
神奈川大学
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村上 敦志
神奈川大学
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木下 宏揚
神奈川大学工学部
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村上 敦志
神奈川大学工学部 神奈川大学ハイテクリサーチセンター
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木下 宏揚
神奈川大学
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