リアルタイムなコミュニケーション行為であるチャットへの意味タグ付加と電子ゼミナールへの適用(学習支援, <特集>ユビキタス社会におけるコラボレーションサービス)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
リアルタイムなコミュニケーション行為であるチャットに意味タグを付加したセマンティック・チャット機能を提案し, 進捗報告を行う電子ゼミナールに適用した事例を報告する.電子ゼミナールはタスクとして伝達会議であるが, 10人規模の大学生の参加者がいて, 進捗報告と関係なくセマンティック・チャット機能を利用可能であった.会話に付加できる意味タグは, Idea, 質問, 回答などであった.その結果, (1)タグ情報により, ゼミナールにおける参加者の行動形式を明示でき, 参加者のインタラクションとして, 質問に対する回答のチャットが多いこと, (2)ゼミナールで参加者が直接付加したタグと後から付加したタグの多くは異なること, (3)従来のチャットと比べて, セマンティック・チャットを用いた場合のチャットデータ数および意見データとしての可用性について差はみられなかった.また, (4)セマンティック・チャットは, 上級生がチャット参加の主流ではあるが, ユーザの参加を促したことが分かった.今後は, 意味タグを対話場面での様々な情報処理に応用することが期待される.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-01-15
著者
-
宗森 純
和歌山大学システム工学部
-
重信 智宏
情報通信研究機構言語グリッドプロジェクト
-
重信 智宏
和歌山大学大学院システム工学研究科
-
宗森 純
和歌山大学
-
由井薗 隆也
島根大学総合理工学部
-
榧野 晶文
島根大学総合理工学部
-
由井薗 隆也
北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科
関連論文
- 絵文字チャットコミュニケータIIの海外での適用(セッションコミュニケーション支援)
- 擬人化エージェントを介したチャットにおける顔文字と対話雰囲気の関連性の分析(セッション7:協働・コミュニケーション)
- 位置情報を用いた同期型ゲームシステムの開発(セッション1: コミュニティとエンタテインメント)
- 大画面共同作業インタフェースを持つ発想支援グループウェアKUSANAGIが数百データのグループ化作業に及ぼす効果
- エクサテインメント支援システムリモートケンケンの開発(エンタテイメント)
- 触覚情報を使った顔文字入力システムの放送コンテンツ評価システムへの適用性の検証(セッション1:グループウェア)
- 触覚情報を使った顔文字入力を持つチャットシステムの開発と評価(セッション1: コミュニティー支援・コミュニケーション支援)
- 位置情報に基づいた推薦曲提示システムにおける付加情報の効果(セッション3:音楽・音声)
- 絵文字チャットによるコミュニケーションの提案と評価(グループウェア,マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2005))
- 円滑なコミュニケーション構築のための情報共有システムの開発(セッション1: コミュニティー支援・コミュニケーション支援)
- 位置情報を用いた汎用双方向ガイドシステムxExplorerの開発と適用(位置情報サービス, ユビキタス社会におけるコラボレーションサービス)
- L-049 半自動的状況判定機能を持つ携帯電話情報共有システム(L分野:ネットワークコンピューティング)
- LL-010 GPS携帯電話を用いた育成ゲームによるウォーキング支援システム(L分野:ネットワークコンピューティング)
- LK-007 絵文字チャットの異文化コミュニケーションへの適用(K分野:ヒューマンコミュニケーション&インタラクション)
- 故宮博物院ガイドシステムの開発と観光客への適用(情報提示)
- セマンティック・チャットのRemoteWadamanVを用いた電子ゼミナールへの適用(セッション5 : ディスカッション支援)
- 位置情報を用いた協調型エンタテイメントシステムの開発(協調作業・ヒューマンインタフェース)
- 位置情報を用いた協調型エンタテイメントシステムの開発(セッション5 : 協調作業・ヒューマンインタフェース))
- 異文化コラボレーションへのマルチメディア電子会議システムの適用とその効果(協創グループウェア)(知の共有から知の協創へ)
- GUNGEN DX II : 数百のラベルを対象としたグループ編成支援機能を持つ発想支援グループウェア(協創グループウェア)(知の共有から知の協創へ)
- 位置情報を用いた同期型ゲームシステムの開発
- 位置情報を用いた協調型エンタテイメントシステムの開発
- N-003 シームレスな知識創造スパイラルを支援する多次元情報流通グループウェアの開発(N.教育・人文科学)
- N-002 日中間のコラボレーションを支援する絵文字付き翻訳チャットシステム(N.教育・人文科学)
- N-001 ドキュメント共有・翻訳機能をもった電子会議システムの日中間への適用(N.教育・人文科学)
- M-004 画面共有機能を持つ買い物支援グループウェアの開発と適用(M.ネットワーク・モバイルコンピューティング)
- K-005 仮想空間上における位置関係がもたらす現実世界の行動への影響(K.ヒューマンコミュニケーション&インタラクション)
- LN-001 異文化コラボレーションにおける共有ホワイトボードの効果(N. 教育・人文科学)
- 電子会議システムRemoteWadaman IIIの異文化コラボレーションへの適用(コミュニケーション支援,電子会議)
- センサ情報を共有可能なモバイルシステムの開発と適用(セッション3 : モバイルアプリケーション)
- NAMBA Explorer : 画像共有可能なリアルタイム市街地情報共有システム(セッション3 : モバイルアプリケーション)
- SEGODON-PDA : 無線LANとPDAを用いた柔軟な授業支援システム(コラボレーションの「場」とコミュニティ」の編集にあたって)(教育支援)
- 状況の半自動自己申告機能を備える疎な連帯支援システムの開発と適用(コラボレーションの「場」とコミュニティ」の編集にあたって)(場と空間)
- RFIDを用いたアウェアネス情報共有システムの開発と適用(アウェアネス,コミュニケーション支援)
- 多人数対応型リアルタイム4コマ漫画作成支援システムAB-DOKAN IIの開発(同期・非同期協調支援)
- 多人数対応型リアルタイム4コマ漫画作成支援システム AB-DOKAN II の開発
- GDA : 複数のPDAによる画面結合および共有システム(グループウェア)
- GDA: 画面の結合および共有が可能な PDA
- 絵文字を用いたチャット支援システム(グループウェアメディア,メディアコミュニケーション科学)
- 紙を越える発想支援グループウェアの開発と適用(モバイルグループウェア,発想支援,XML応用)
- GDA : 画面結合と共有が可能なPDA(モバイルグループウェア,発想支援,XML応用)
- 多種の情報機器を利用可能なアウェアネス情報共有システム
- NAMBA Explorer : PDAを用いた市街地情報の共有機能を持つ双方向位置情報伝達システム
- 多人数対応型リアルタイム4コマ漫画作成支援システムの開発(人文科学への応用)(コラボレーションアートとネットワークエンターテイメント)
- アウェアネス支援機能を持つ電子鬼ごっこ支援グループウェアの開発と適用(モバイルコンピューティング)(コラボレーションアートとネットワークエンターテイメント)
- 五感情報伝達がネットワークアプリケーションに及ぼす影響(アウェアネス,コミュニケーション支援)
- SEGODON-PDA : 無線LANとPDAとを用いた大学教育支援システム(教育支援,電子掲示板,ワークフロー)
- GDA : 複数の無線通信方式が利用可能で画面共有できるPDA(協調基盤技術)
- グループウェア基盤OS : GUNGEN-OSの提案(協調基盤技術)
- テーブルトップインタフェースを用いた絵文字によるコミュニケーション (ライフインテリジェンスとオフィス情報システム)
- 絵文字によるコメント機能をもつ動画共有サイトの開発(セッション7:コミュニティ(2))
- 電子思いでノートの開発と日中での適用(オフィスインフォメーションシステム,グループウエア及び一般)
- 電子思いでノートの開発と日中での適用(オフィスインフォメーションシステム,グループウェア及び一般)
- バーチャルバンド支援システムの開発(セッション6:協働・ユーザインタフェース)
- 絵文字チャットコミュニケータII(セッション5:携帯,モバイル)
- テーブルトップインタフェースを用いた直接操作による発想支援システムの提案(セッション4:ユーザインタフェース)
- テーブルトップインタフェースを用いた発想支援システムの開発と適用(コラボレーション・レコメンデーション,人間中心のユニバーサル/ユビキタス・ネットワークサービス)
- 大画面共同作業インタフェースを持つ発想支援グループウェアKUSANAGIの評価(セッション7 : グループウェア)
- 大画面共同作業インタフェースを持つ発想支援グループウェアKUSANAGIの評価(セッション7:グループウェア)
- M-034 操作履歴に基づく順位付けを取り入れた多人数参加型電子ペット育成システム(M分野:ユビキタス・モバイルコンピューティング)
- 発想支援とグループウェア
- 絵文字チャットコミュニケータの適用(オフィスインフォメーションシステム,グループウェア及び一般)
- 絵文字チャットコミュニケータの開発と適用(セッション5 : コミュニティおよびコミュニケーション技術)
- LK_017 絵文字チャットコミュニケータ(K分野:ヒューマンコミュニケーション&インタラクション)
- 電子宝探し : 位置情報を用いた協調型エンタテイメントシステム(一般)
- 触覚情報を使った顔文字入力システムの放送コンテンツ評価システムへの適用性の検証(セッション1:グループウェア)
- 発想支援グループウェアKUSANAGIを用いた集合知型会議の再検討
- 累積型発想支援における複数タブレット端末の活用
- 島名の文字数に制限をかけたKJ法の実施とその評価
- テーブルトップインタフェースを用いた直接操作による発想支援システムの提案(セッション4:ユーザインタフェース)
- 複数のネットマウスにより大きな共同作業空間構築を支援するミドルウェアGLIA(ミドルウェア,マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2006))
- 研究グループの知識創造活動を支援するGUNGEN-SECIの表出化と連結化(組織・協調行動とネットワークサービス,社会システムと向き合うネットワークサービス)
- 動画共有システムに与える直感的絵文字コメント投稿機能と感情共有機能の効果
- 視覚的娯楽要素がチャットコミュニケーションにもたらす影響の分析
- 視覚的娯楽要素がチャットコミュニケーションにもたらす影響の分析
- 研究室の知識創造活動を支援するグループウェアGUNGEN-SPIRAL IIIの構想
- 研究室の知識創造活動を支援するグループウェアGUNGEN-SPIRAL IIIの構想
- Webベース発想一貫支援システムGUNGEN-SPIRAL IIの開発
- Webベース発想一貫支援システムGUNGEN-SPIRAL IIの開発
- 「仮想社会の光と影」
- 視覚的娯楽要素がチャットコミュニケーションにもたらす影響の分析
- Webベース発想一貫支援システムGUNGEN-SPIRAL IIの開発
- 研究室の知識創造活動を支援するグループウェアGUNGEN-SPIRAL IIIの構想
- 圧力センサを補助的入力に用いた選択入力インタフェースに関する検討
- 圧力センサを補助的入力に用いた選択入力インタフェースに関する検討
- 外国人と日本人の絵文字チャットコミュニケーションの比較
- 携帯情報端末を用いた発想一貫支援システムの開発と適用(モバイルコンピューティング)
- PDAを用いたデータの収集とセンター業務への適用
- 特集「コラボレーションアートとネットワークエンターテイメント」の編集にあたって(コラボレーションアートとネットワークエンターテイメント)
- 特集「知識と情報の共有」の編集にあたって(:知識と情報の共有)
- 絵文字チャットコミュニケータの開発と適用(セッション5 : コミュニティおよびコミュニケーション技術)
- 絵文字チャットコミュニケータの開発と適用(セッション5 : コミュニティおよびコミュニケーション技術)
- L_045 紫禁城Explorer : 画像共有に重点をおいたガイドシステム(L分野:ネットワークコンピューティング)
- 電子鬼ごっこ支援グループウェアの開発と適用(21世紀のグループウェア)
- 電子鬼ごっこ支援グループウェアの試作と適用
- 特集「21世紀の情報環境」編集にあたって
- グループウェアとネットワークサービス研究会(GN,研究会千夜一夜)
- 特集「21世紀のグループウェア」の編集にあたって(21世紀のグループウェア)(21世紀のグループウェア)
- 自分でつくるアプリケーションの評価法(インタラクティブ・エッセイ)
- みんなでPDAのアプリケーション研究を盛り上げよう!(インタラクティブ・エッセイ)