大画面共同作業インタフェースを持つ発想支援グループウェアKUSANAGIが数百データのグループ化作業に及ぼす効果
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概要
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発想支援システムの課題である画面の一覧性を克服する発想支援グループウェアKUSANAGIを開発した.このグループウェアは複数のPC画面を並べた大きな共同作業空間により,数百枚規模のラベルデータを一覧できる.また,複数のネットワークマウスによる並行操作によって参加者が同時に別々の共有オブジェクトを操作できる.このグループウェアを用いて物理的に10画面大である共同作業空間を構築し,約300枚の意見データを視覚的にグループ化することにより概念形成を行う島作成の作業に適用した.その結果,過去の発想支援グループウェアと比べて,(1)マルチカーソルの同時操作により,参加者の共有画面への操作密度が高くなり,島作成時間が短縮されること,(2)島の数は増加し,島に含まれる意見の一覧性は確保されるとともに,島作成に関する共有画面操作が増加しており,丁寧な島作成が行われていることが分かった.さらに,(3)会話量は紙面上の作業と同等であるとともに,島作成の時間効率が紙面上の作業と比べて優れているという傾向が得られた.Groupware for an idea generation support system named KUSANAGI has been developed to overcome the problem of looking through the few hundreds of data that is a major problem of idea generation support systems with handoperation. The groupware has a large collaboration workspace showing few hundreds of data and supports multi cursors for parallel works by users. Trials of the grouping task for shared windows using about three hundreds of labels for concept formation with the groupware showed; (1) the multi cursors with concurrent access for shared windows made substantial collaboration and shortened the working hour of the grouping task significantly, (2) the large workspace caused detailed grouping work that kept glancing all label data and increased the operation of the group objects, and (3) the frequency of conversation was not inferior to those cases with paper and the time efficiency of the grouping task had a tendency to be superior to those cases with paper.
- 2008-07-15
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