ノリ糸状体DNAの制限酵素による分析
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概要
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ノリの種を識別する方法を確立する目的で,アガロース電気泳動法により,14種の制限酵素によるDNAの消化性の有無を比較した。この実験に用いたノリの糸状体は,ミノミアサクサノリ,アサクサノリ松川,ナラワスサビノリ,スサビノリ佐賀10号,スサビノリ緑芽,島原イチマツノリであった。全種のDNAとも,Hind III, Kpn I, Hha I, Dra I, Xba Iでは消化されず, Hae III, Alu I, Sal Iでは消化された。しかし,BamH I, Pst I, EcoR I, Xho I, Msp I, Apa Iの6種類の制限酵素では,6種間に消化性の差異があり,これらによって種の識別が可能であった。以上より,ノリの種同定には,6種類の制限酵素によるDNAの消化性が有効であろうと思われた。
- 2004-07-01
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