顔面非対称患者における非外科的矯正治療の 1 症例
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概要
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顔面非対称と上顎側切歯の矮小歯を伴う骨格性反対咬合症例のに対して, 問題志向型診断に基づき, 下顎右側中切歯のみを抜去し, 外科手術を併用せずカムフラージュ治療としてプリアジャステッドエッジワイズ装置による矯正歯科治療を行った.顎間III級ゴムとエラスティックチェーンにより積極的に被蓋の改善と抜歯空隙の閉鎖を行った.その結果, オトガイの右側偏位を除き, 適切なオーバージェットとオーバーバイトなどの治療目標を達成することができた.動的治療期間は1年5か月であり, 保定後2年を経過した時点で咬合状態は安定し, さらに咀嚼運動機能も改善傾向を示している.
著者
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中村 俊弘
日本歯科大学歯学部歯科矯正学教室
-
稲葉 泉
日本歯科大学歯学部附属病院小児・矯正歯科
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中村 俊弘
日本歯科大学歯学部歯科矯正学講座
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中村 俊弘
日本歯科大学生命歯学部歯科矯正学講座
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中村 俊弘
日本歯科大学歯学部
-
井川 征博
日本歯科大学歯学部附属病院小児矯正歯科
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住谷 誠
伊東歯科医院
-
井川 征博
日本歯科大学歯学部附属病院小児・矯正歯科
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