大韓民国の理学療法士と障害者(児)の実態
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概要
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韓国の理学療法士の就職難は, 1989年の国民皆保険制度の導入とともに解消されつつある。既存の2年制短大の養成校は1991年3月より3年制になり, 2校の4年制大学が存在する。社会福祉士の国家試験制度も導入された。だが医療費の半額は自己負担で, 同一診断名で半年以上の治療継続は保険ではできず, 長期の理学療法を必要とする中枢疾患患者に不利である。障害児の大半は収容されていて, 通園形態の施設はきわめて少なく, 存続危機の通園施設もある。棄児として障害児が頻回にでるほど生活実態は厳しい。再三のウォン切り上げによる経済の不振の中で, 内需の拡大とともに, 立ち遅れていた生活関連社会資本の整備と社会保障の充実, そして障害者(児)福祉への認識の改善が国に求められつつある。
- 1992-03-10
著者
-
古澤 正道
ボバース記念病院リハビリテーション部
-
紀伊 克昌
ボバース記念病院
-
大橋 知行
ボバース記念病院
-
原 早紀子
ボバース記念病院
-
嵯峨崎 順子
ボバース記念病院
-
紀伊 克昌
森之宮病院
-
大橋 知行
ボバース記念病院 リハビリテーション部
-
古澤 正道
ボバース記念病院
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