シンガポールの理学療法士
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概要
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人口240万人の小国シンガポールの経済発展は著しく,1人当たりの国民所得は東アジア・東南アジアでは日本に次ぎ第2位である。1985年現在PTは74名存在しているが, 国内に養成校はなく,諸外国への留学に依存している。シンガポールPT協会は1963年に設立され,1982年にはWCPTに加盟している。学会は存在せず,オーストラリアのPT学会に参加することが多い。1981年にはオーストラリアと合同して南洋州PT学会を誘致している。人口10万対比のPT数は3.1人で,1人のPTが1日に30〜40人の患者をみる多忙さである。公的医療保険制度はなく,治療費は政府立病院では所得により異なり,私的病院では1種目約1,000円である。小児の治療は政府立病院では一律180円で,慈善施設では無料である。退院後の家庭復帰率は高いが,リハ医療の発展のためには,貧富の差の是正や大量解雇といった経済的社会的不安を解消していくことも重要と考えられる。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1986-06-10
著者
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