足関節底屈・背屈による対側ヒラメ筋運動ニューロン興奮性への促通効果

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本研究では,足関節の底屈・背屈,及びその収縮強度の違いによる対側ヒラメ筋脊髄運動ニューロン興奮性に対する促通効果を健常成人8名においてH反射法を用いて検討した。その結果,ヒラメ筋運動ニューロン興奮性は底屈・背屈ともに促通され,その効果は収縮強度が増大すると大きくなり,また背屈よりも底屈の方が顕著であった。これらの結果は,収縮遠隔筋の筋紡錘活動による筋感覚入力が対側ヒラメ筋運動ニューロン興奮性に影響を及ぼしたものと考えられる。また,抗重力筋である足関節底屈筋群の特性を考えれば,底屈・背屈による促通量の違いは,主に収縮筋の筋紡錘の量によるものと推察された。
社団法人日本理学療法士協会の論文
2002-06-20

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク