工程間搬送回数を最小化する2機械フローショップ・スケジューリング問題
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概要
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本稿では, 機械M_Aから別の所にある機械M_Bへ運ばれて処理される一連の処理対象が与えられたときに, 機械間での搬送回数を最小化するような処理順序と搬送ロットの定め方を求める問題を考察している.この問題を, 横軸に時間, 縦軸に累積処理数をとった累積図上に記述し, 最適な搬送ロットの定め方として最大まとめルールを示し, 最適解が容易に求められるような各機械での各処理対象の処理時間についての条件(ドミナンスの条件)を明らかにしている.任意の2つの処理対象の間で「ドミナンスの条件」が満足される場合には, M_BとM_Aでの処理時間の比の大きい順, という単純な処理順序から最適解が得られることになる.さらに, 複数製品のまとまった注文量を処理および搬送の基準ロットに分割する際, これらの成果が有効に利用できることが示されている.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1993-10-15
著者
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