一括運搬の条件下でスタートラグを最小にする1機械・多製品ロット生産スケジュール
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概要
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本研究では, 計画期間内に需要速度が数回変化するような多品種の製品を, 1台の機械で切替生産し, 各生産サイクルでの生産ロットを一括して各製品の使用地点へ運搬するとき, スタートラグ(計画期間より手前での先行生産期間)を最小にする生産と運搬のスケジュールを求める問題を考察している.初めに, 一括運搬方式の下では, 多品種の問題が等価な1製品問題に帰着することを示し, 横軸に時間, 縦軸に製品の累積量をとった累積平面上で, 最適な累積運搬線を求める問題として定式化している.そして累積平面上での幾何的な考察により, 生産ロットサイズを小ロット化していくと, スタートラグが単調に減少していくことを示し, 最適スケジュールが満足する性質を明らかにしている.さらに, ストップラグ(生産完了時刻から計画期間の終点までの期間)の値を変化させたときの累積運搬線の形状の変化を用いて, 最適スケジュールを求める手順を示している.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1990-06-15
著者
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