ヒトの血液型判定用抗血清を用いたチンパンジー赤血球型の表現型出現頻度

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概要

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ヒトのABO式, MN式, P式, Lewis式, Rh式, Duffy式, Kidd式, Kell-Cellano式, Lutheran式, Diego式などの血液型判定用抗血清(抗-A, -B, -Hはmonoclonal, 他はOrtho社製polyclonal)を用いて, 実験動物として輸入され, 国内で飼育されている36頭のチンパンジーの赤血球型を検出した. その表現型出現頻度はA型: 94.4%, O型: 5.6%, M型: 100%, U(+)型: 58.0%, P_1(+)型: 8.4%, Le(a+b+)型: 61.1%, Le(a-b+)型: 38.9%, cD型: 88.8%, cDe型: 11.2%, Fy(a-b+)型: 100%, Jk(a+b+)型: 27.8%, Jk(a+b-)型: 72.2%, kk・Pk(a-b+)型, Lu(a-b+)型, Di(a+)型はいずれも100%であった.
社団法人日本獣医学会の論文
1985-08-15

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