G10P11型と両面交差を示すG6P11型ウシロタウイルスの分離
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概要
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散発的に流行した子牛下痢症35例から, A群ウシロタウイルス4株(OB94-1〜OB94-4)を分離した. 交差中和試験とPCR法により, OB94-1・2はG6P5型, OB94-3はG10P5型に型別された. これに対し, OB94-4は, Lincoln株(G6P1)と片面交差, KK 3株(G10P11)とは弱いが両面交差を示し, PCR法によりG6P11型と判明した. このことからOB94-4は, 他のG6型ウシロタウイルスとは異なる抗原性状を示す新しいG6型であることが明らかとなった.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1995-08-15
著者
-
明石 博臣
農林水産省家畜衛生試験場
-
實方 剛
鳥取大学農学部
-
福冨 豊子
岡山県家畜病性鑑定所
-
藤原 三男
岡山県家畜病性鑑定所
-
福冨 豊子
岡山家畜保健衛生所
-
福富 豊子
岡山県家畜病性鑑定所
-
Akashi Hiroomi
National Institute Of Animal Health Tsukuba
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