不同沈下におよぼす建物の剛性等の影響について(第6報) : レベル測定値の補正(圧密層上の場合)
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概要
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前報の測定結果よりこれまで用いてきたレベル測定値を補正する必要が示され, 地盤の圧密特性(90%圧密までに要する年数)と測定時の圧密度の組合せ(それぞれ3区分計9ケ)により剛性係数αの補正表を作っている。補正結果αの値はいくぶん増加し, チラバリも増しているが, むしろモデル計算結果には近づき, αの略算図表を修正する必要はないとしている。また変形角や最大相対沈下量の補正も行ない, 限界変形角についてはき裂発生区間数の累加曲線による検討などを行なった結果これまでの推奨値を変更する必要はないと結論している。最大変形角と最大相対沈下量や平均変形角との関係は両者が修正されるので特に問題はないが, 最大変形角と平均変形角との関係について相対沈下曲線の形状から若干の考察を行なっている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1975-09-15
著者
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