不同沈下におよぼす建物の剛性等の影響について(第5報) : 不同沈下の時間的経過(圧密層上の場合)
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概要
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レベルによる繰返し測定, 連通管式精密レベルによる連続測定の結果より測点設定までに生じた相対沈下量を推定する方法を工夫し, これにより修正した測定相対沈下量の推移と第3報に示した計算法により求まる計算相対沈下量の推移とを比較検討している。計算式の問題点として, 1)ヤング係数のとり方 2)沈下開始時点の推定について, 測定値の問題点として上記推定法を含め誤差の評価について考察を行なっている。実測で得られた剛性係数α, 最大相対沈下量D_sの時間的経過は理論値と同様の傾向を示し, 特に圧密度50%以上では実用上十分な程度に一致している。また圧密終了まぎわにD_sおよびαが異常に減少する場合について注意を喚起している。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1975-09-15
著者
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