徳島市内におけるメトプレン製剤によるアカイエカ防除に関する野外試験
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The efficacy of Altosid^[○!R]10F (A 10 F; a slow release formulation containing 10% methoprene) was tested against Culex pipiens pallens larvae and pupae living in four highly polluted ditches in Tokushima. Diluted A 10 F was sprayed on the water surface so that the concentration of methoprene was 0.86-2.27ppm to standing water or 0.34-0.71g/m^2 to the area of water surface. The control effect was evaluated by measuring the corrected emergence inhibition rate (CEIR). The effect of methoprene appeared in pupae and 4th instar larvae collected 0.5hr after spraying and CEIR reached 96-100% in the pupae collected after 24hr. The larvae were immersed in sprayed ditches for 2hr. The adults from those larvae were divided into three groups by the time of their emergence; 0-3,3-13,and 13-24hr. The 3-13hr group was most sensitive to A 10 F. When sprayed into gently flowing ditches, methoprene's relative concentration measured by CEIR of immersed larvae remained higher in the margins than at the center of ditch. The CEIRs at three sprayed ditches remained at 82-100% for one week after the first spray. Following the second spray application carried out one week after the first, the CEIRs remained at 81 and 100% for 9 days at Jonan and Tomitabashi, and 88-100% for 16 days at Okinohama I, and sectors of the ditch downstream from the experimental one also showed reduction in mosquito emergence due to A 10 F. The period showing more than 70% CEIR was 10 days after the second spray application at Jonan-1 (78m downstream), 11 days at Jonan-2 (112m downstream), 10 days at Jonan-3 (153m downstream) and 11 days at Jonan-4 (191m downstream). High CEIRs persisted for 16 days after the second spray application at Okinohama-1 (84m and 37m downstream from the application sites). A similar high level was registered on day 54.
- 日本衛生動物学会の論文
- 1987-06-15
著者
-
亀井 正治
アース・バイオケミカル株式会社
-
石井 孝
College Of General Education University Of Tokushima
-
亀井 正治
大塚製薬株式会社徳島工場昆虫研究所
-
亀井 正治
大塚製薬昆虫研
-
亀井 正治
アース製薬
-
石井 孝
徳島大学教養部
-
島田 秀彌
アース製薬株式会社バイオケミカル事業部
-
浅野 昌司
アース製薬株式会社技術部
-
浅野 昌司
アース製薬
関連論文
- A43 雨水枡および浄化槽に生息するアカイエカ群に対するピリプロキシフェン含有発泡錠剤の防除効果(一般講演,演題要旨,第58回日本衛生動物学会大会)
- ヒドラメチルノン含有ベイト剤「シージ^【○!R】ジェル」のクロゴキブリに対する殺虫効力
- 病原性細菌を保有するイエバエ(Musca domestica)と感染症伝播の関連性
- 野外より採集したハエ類からの腸管出血性大腸菌 O157 : H7 を含む病原性菌の分離
- B09 野外で採集した双翅目昆虫からの病原性細菌の分離と同定
- (1) ユスリカの大量発生と防除について(Sat 6 ユスリカ研究会)
- E19 新規顆粒状ペイト剤によるイエヒメアリの防除(毒物学・殺虫剤)
- C304 スギ材に含まれるオカダンゴムシに対する忌避物質(生理活性物質)
- 抵抗性ハダニ類に対するcycloprateの殺卵性
- C114 粘着バンドを用いたスギカミキリの防除 : 効力及びその限界(害虫管理・作物保護・森林昆虫学)
- ナミハダニの発育とcycloprateの生理活性
- カンザワハダニにたいするcycloprateの殺卵性
- E110 ZARDEXのハダニにたいする種特異性について(ダニ剤)
- 排水溝におけるメトプレンの濃度と残効性
- Cycloprate のミカンハダニに対する生物活性
- ツノロウムシ成虫の産卵におよぼす,JH様活性物質methopreneの作用
- ツノロウムシ越冬成虫にたいする幼若ホルモン様活性物質methopreneの生理活性
- メトプレン製剤と有機リン系殺虫剤の市街地排水路に生息する標的外動物に与える影響
- 徳島市内におけるメトプレン製剤によるアカイエカ防除に関する野外試験
- 25 メトプレン製剤によるコガタアカイエカおよびネッタイイエカの駆除テスト
- 徳島産セスジユスリカ, Chironomus yoshimatsui Martin et Sublette に対する Altosid[○!R] 10F の効果
- 62 排水路に処理した 2 種殺虫剤のアカイエカ防除効力と標的外生物に与える影響
- 61 アルトシッド^[○!R]10F のアカイエカ防除効果と天敵に及ぼす影響
- 60 アルトシッド^[○!R]10F による徳島産セスジユスリカに対する防除効果
- 10 カの天敵カダヤシに対する数種殺虫剤の毒性
- 9 Altosid^[○!R]10F(methoprene 製剤)を用いたアカイエカ防除実地試験
- 8 徳島市内に生息するアカイエカ個体群の薬剤感受性
- 43 排水溝に散布した Altosid 10F のアカイエカ防除効果
- ヒドラメチルノン含有ベイト剤「シージ^ジェル」のチャバネゴキブリに対する殺虫効力
- 徳島県那賀郡相生町で発見されたニホンカモシカ死亡個体について
- 昭和61(1986)年度徳島県内ニホンカモシカ生息状況調査報告
- ヒドラメチルノン含有ベイト剤を摂食したチャバネゴキブリの嘔吐行動と嘔吐物による二次殺虫効果の発現
- B08 飼育餌の違いが 3 種ゴキブリ成虫の寿命および孵化幼虫数に及ぼす影響
- C312 ゴキブリ用毒餌剤に関する検討 : II.餌の種類と嗜好性変化(行動学)
- C311 ゴキブリ用毒餌剤に関する検討 : I.室内飼育虫と野外虫の餌に対する嗜好性(行動学)
- イエバエ幼虫に対する発砲殺虫剤 BCP-8702 の準野外効力試験
- カ科幼虫に対するBCP-8702の基礎効力試験
- イエバエ及びカ科幼虫に対するBCP-8702の基礎効力試験
- 9 BCP-8702 のカ科幼虫に対する野外効力試験
- 8 BCP-8702 のイエバエ幼虫に対する野外効力試験
- 7 BCP-8702 のカ科及びイエバエ幼虫に対する基礎及び準野外効力試験
- 5 イエバエ用ベイト剤(ムスカレッド)の豚舎散布におけるゴキブリ防除効果
- 91 性フェロモンを配合したベイト剤(ムスカレッド)のイエバエに対する効果
- D35 性フェロモン入りイエバエ用ベイト剤.BCP-8304(ムスカレッド)の活性(毒物学・殺虫剤)
- 新規ベイト剤「アントロール」を用いたイエヒメアリの防除効果(第1回研究発表会講演抄録)
- 62 新規顆粒状ベイト剤「アリの巣コロリ」のイエヒメアリに対する防除効果
- 61 数種アリ類に対する新規顆粒状ベイト剤「アリの巣コロリ」の防除効果
- 鶏糞に処理したアルトシッド 10F^[○!R]のイエバエ羽化阻害効果
- 1 Chironomus salinarius に対するアルトシッド^[○!R]IOF の効果
- 用水路に発生するアカイエカ幼虫に対するBCP-8702の野外効力試験
- 68 アルトシッド 10F による鶏舎イエバエの防除に関する研究 (1)
- 67 オオチョウバエおよびホシチョウバエに対する Altosid[○!R] 10F の効果
- 8 野外に処理されたアルトシッド 10F の水中での methoprene の残効性
- 7 アカイエカ若令幼虫に対する Altosid^[○!R]10F の作用
- IGRによる害虫防除に関する研究 : (1).ALTOSID(ZR-515)の数種カイガラムシの生育並びに卵形成に及ぼす作用について(一般講演)
- A-11 トビイロイエカの短日条件下における飼育結果 II(蚊の生態・分布)
- 6 トビイロイエカの短日条件下における飼育結果
- 典型的な西アフリカの国,ナイジェリアにおける蚊の防除
- 29 トビイロイエカの産卵における空間要求性
- 10 スウェーデン産トビイロイエカのコロニゼーション
- アカイエカ群に関する総合的研究 : アカイエカ群の種分化
- 強制産卵法で得られたアカイエカの卵と卵塊の性質
- 徳島市内の雨水枡における蚊幼虫生息状況調査報告(1988年夏)
- 31 アカイエカ群雄成虫外部生殖器の新しい類型化
- 徳島県に生息する野生哺乳動物 1.ニホンアナグマの生息状況 1
- 徳島市内で見つかったヒトスジシマカの室内幼虫生息場所
- 7 産卵誘発法のアカイエカ群交雑系への適用例
- 6 韓国大邱市における蚊成虫個体群の季節消長
- トラップ採集による蚊個体群の動態解析 : 2.同一場所で同時に採集した標本個体群間の比較
- 38 蚊の消長曲線を解析するための試み
- トラップ採集による蚊個体群の動態解析-1-Collection indexの定義とその相対誤差の推定
- 62 Collection index による蚊個体群解析の試み : 年間採集総個体数の推定
- 4 徳島市に生息するチカイエカについて
- 韓国大邱市における蚊成虫個体群の季節消長と日本脳炎流行との関連
- 15 世界各地産アカイエカ群雄成虫の形態比較
- 14 スウェーデンにおけるアカイエカ群幼虫混生高密度生息場所の状況及び生息蚊の形態
- 3 アカイエカ群の亜種間交雑世代における幼虫形質の推移
- 38 韓国で初めて発見されたトビイロイエカ
- 13 韓国・中国産アカイエカ・グルーブ 4 齢幼虫の形態
- 14 イギリスにおけるトビイロイエカ (Culex pipiens pipiens) の越冬状況と越冬蚊にマウスを吸血させた場合の産卵結果
- 6 アカイエカ・グループの蚊の分類への多変量解析法の応用(予報)
- 6 カナダ産 Culex pipiens の形態と生態学的知見
- 8 アカイエカに由来する無吸血産卵性系統の産卵性
- 日本産アカイエカグループについて 第3部 その研究の歴史を中心として 7.幼虫形質の検討(3)
- 5 アカイエカ・グループ幼虫間にみられる競争関係
- 日本産アカイエカ・グループについて 第3部 その研究の歴史を中心として 6.幼虫形質の検討(2)
- 14 チカイエカの産卵に影響する諸要因 : (1) 成虫密度, 水面の大きさなど
- 7 チカイエカの産卵に影響する諸要因 (2) 産卵容器の大きさに対する選択性
- 1 アカイエカ群構成員の形態と分布(アカイエカ群の諸問題)
- 日本産アカイエカ・グループについて 第3部 その研究の歴史を中心として 5.幼虫形質の検討(1)
- 日本におけるアカイエカ・グループ研究の動向
- 日本産アカイエカ・グループについて 第3部 その研究の歴史を中心として 4.成虫形質の検討(3)
- 8 冬期徳島市で活動するチカイエカ
- 26 重回帰式から推定した消長曲線と実際の消長曲線との比較 : ライト・トラップで採集したアカイエカの場合
- 日本産アカイエカ・グループについて 第3部 その研究の歴史を中心として 3.成虫形質の検討(2)
- 7 トラップ採集個体数に及ぼす微気象的要因
- 日本産アカイエカ・グループについて 第3部 その研究の歴史を中心として 2.成虫形質の検討(1)
- 日本産アカイエカ・グループについて 第3部 その研究の歴史を中心として 1.アカイエカ(双翅目,カ科)に当てられた名称
- 6 COLLECTION INDEX を用いた蚊年間採集個体数の動向比較
- 17.日本産アカイエカについて : その研究の歴史を中心として(動物分類学会第12回大会講演要旨)