経蝶形骨下垂体手術のスタンダードとバリエーション

元データ 2005-01-20

概要

経蝶形骨下垂体手術(transsphenoidal surgery : TSS)には約1世紀の歴史があるが,最初は肉眼で.1960年代からは手術用顕微鏡で,さらに1990年代からは内視鏡を用いて手術が行われてきた.顕微鏡下TSSには上口唇下法と直接鼻腔法があるが,それぞれ一長一短があり選択は術者の慣れと好みによる.顕微鏡下TSSは低侵襲で良く工夫された術式ではあるが,鞍上部あるいは海綿静脈洞部に進展した腫瘍は術野の死角に相当することが欠点である.内視鏡下TSSは明るく広い術野でこの欠点を捕える術式であるが,術者の熟練と機器のさらなる開発を必要とする.しかし,近い将来TSSは内視鏡手術が主流になるものと考えられる.

著者

寺本 明 日本医科大学 脳神経外科
寺本 明 日本医科大学脳神経外科
寺本 明 日本医科大学
寺本 明 帝京大学ちば総合医療センター 脳神経外科

関連論文

▼もっと見る