破裂脳動脈瘤を伴った神経線維腫症の1例

元データ 1996-07-20 日本脳神経外科コングレス

概要

今回われわれは,SAHで発症し,多発性脳動脈瘤を認め clipping術を施行した神経線維腫症の1例を報告した.症例は33歳の男性で,CTにてSAHを認め,脳血管撮影で前父通動脈瘤と右中大脳動脈瘤が確認され,同日 clipping術を行った.術後13日目に広範な脳血管攣縮を起こし,左半身麻痺を残し退院となった.脳動脈瘤を合併した神経線維腫症の過去22例の報告のうち,くも膜下出血を起こした症例は6例にすぎず,その予後はいずれもきわめて不良であった.今後,高血圧などの脳血管障害の合併の予想される症例においては,積極的なスクリーニング検査が望まれると考えられた.

著者

寺本 明 日本医科大学 脳神経外科
村井 保夫 日本医科大学 脳神経外科
水成 隆之 日本医科大学千葉北総病院 脳神経センター 脳神経外科
小林 士郎 日本医科大学千葉北総病院脳神経センター
小林 士郎 日本医科大学千葉北総病院 脳神経センター 脳神経外科
小林 士郎 日本医科大学 脳神経外科
水成 隆之 日本医科大学千葉北総病院脳神経外科
水成 隆之 日本医科大学付属千葉北総病院脳神経外科
小林 士郎 日本医科大学千葉北総病院 脳神経センター
寺本 明 日本医科大学

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