スノーボードによる頭部外傷
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概要
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1995年11目〜1996年2目に,諏訪中央病院で加療したスノーボードによる外傷患者は140例であったが,そのう6頭部外傷患者は26例であった.男性が81%で,平均年齢は22歳であった.CTで頭蓋内器質的障害を認めた6例の内訳は脳挫傷性出血が2例,外傷性くも膜下出血2例,急性硬膜外血腫1例,動脈穿通梗引き抜きによる脳内出血が1例であった.後頭部・頸部打撲は60%であり,逆エッジによる後方への転倒にて後頭部を打撲するといった発生機序が考えられた.初心者が62%であり,初心者のトレーニング体制を,ヘルメットの導入などの安全対第とともに確立する必要があると考えられた.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1997-04-20
著者
-
鎌田 實
諏訪中央病院
-
桐野 高明
東京大学医学部脳神経外科
-
藤巻 高光
東京大学医学部附属病院脳神経外科
-
高橋 誠
諏訪中央病院整形外科
-
吉田 裕俊
諏訪中央病院整形外科
-
藤巻 高光
帝京大学 医学部脳神経外科
-
中口 博
諏訪中央病院脳神経外科
-
保谷 克巳
東京大学医学部脳神経外科
-
桐野 高明
東京大学大学院医学研究科脳神経外科
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