脳幹部症状で発症し大後頭孔まで進展した頭蓋咽頭腫の1例
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概要
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49歳,男性で,大後頭孔まで進展した稀な頭蓋咽頭腫の1症例を報告した.後頭蓋窩に進展する頭蓋咽頭腫は比較的若年者にみられ,嚢胞を伴うことが多い.臨床症状は多彩で,脳幹部の圧迫によるさまざまな脳神経症状が生じるが,内分泌学的には下垂体前葉機能正常例が多いことが特徴である.本症例は二期的手術により腫瘍をほぼ全摘することができたが,積極的な手術,放射線療法により良好な予後が期待される.また今回の手術で用いた2つのapproachは,頭蓋底および後頭蓋窩の良好な視野が得られ,同部の腫瘍摘出には適していると考えられた.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1995-09-20
著者
-
渋谷 正人
名古屋大学脳神経外科
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渋谷 正人
社会保険中京病院脳神経外科
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山本 直人
愛知県厚生連海南病院脳神経外科
-
中原 紀元
厚生連海南病院脳神経外科
-
山本 直人
厚生連海南病院脳神経外科
-
大須賀 浩二
厚生連海南病院脳神経外科
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大須賀 浩二
海南病院
-
渋谷 正人
名古屋大学医学部脳神経外科
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