エージェント指向プログラミングの実現に向けて : 他者の信念の推定法 (<特集> マルチエージェント)
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概要
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従来のソフトウェア開発では,ユーザに違和感を与えないようにするために,開発者が細心の注意を払う必要があった.Shohamによって提案されたエージェント指向プログラミング(AOP)は,信念やコミットメントなど,人間にとって馴染み深い心的概念を用いてプログラミングできるようにしようとするパラダイムであり,ソフトウェアを擬人化してプログラミングできるので,違和感のないプログラムの作成が容易になると期待される.しかし,マルチエージェント環境での信念などの動的性質や計算方法は十分解明されていない.そこでこれを解明することにより,AOPに適した言語を設計する場合の重要な指針が得られるであろう.本論文では,他者の信念に関する自分の信念の計算というひとつの課題を扱い,我々が以前提案した信念推定アルゴリズムの問題点を指摘し改良を加える.そして処理時間や推定の品質についての実験結果を示す.
- 日本ソフトウェア科学会の論文
- 1997-07-15
著者
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