S-5とga-11座に中立的な遺伝子をもつ日印ハイブリッドライス改良用系統の育成
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概要
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稲の日印交雑F_1の稔実率を安定するために, 雑種不稔に中立的な遺伝子の利用を試みた.Akihikari//IR36/Dularの後代から, 稲の日印交雑に存在する雄性配偶子の選択授精や花粉致死に中立的な遺伝子ga-11^nと広親和性遺伝子S-5^nをもつ系統を育成した.これらの系統を, 日本型あるいはインド型品種と交雑してできたF_1では, 稔実率も正常であり, 日印交雑種によくみられるga-11の効果によるEst-9の異常伝達も解消された.これらの系統は, 日印品種と交雑して, ヘテロシスも強く, 生育期間および草丈とも改良されているので, 稲の日印交雑に使えると考える.
- 日本熱帯農業学会の論文
- 1999-09-01
著者
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