図形の斜め対称軸検出の一手法

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概要

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本論文では, 図形中の斜め対称軸および横軸を検出するための一手法を述べる.先に呉らが考案した手法と同じく一般化Hough変換の考え方を用いるが, 本手法では図形を構成する画素点の位置とエッジ勾配を利用して投票空間の座標値を決定するので, 途切れのある輪郭線図形や曲線図形の扱いがより容易である.本手法を移動ロボット上の小規模マイコンシステムで利用するため, Adaptive Hough変換を採用して投票用メモリー空間の大幅な削減を図った.また, エッジの勾配を考慮してパラメータ掃引範囲に制限を加え, 処理速度およびピーク検出精度の向上を図った.計算機で生成した図形および情景面像中の図形に対し実験を行い, 本手法の有効性を確かめた.
社団法人映像情報メディア学会の論文
1989-09-20

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