日常生活映像から検出された人物像によるエピソード想起

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概要

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日常生活の映像を要約し一連のエピソードとして記録する場合、重要な部分を占めるのが対話シーンである。我々はユーザの視点から記録した映像中の対話シーンを抽出し、後にこれらのシーン映像をユーザーに呈示することで想起の促進を図ることを目的として研究を進めている。本報告では映像中から粗いオプティカルフローと人物像モデルを用いて対話シーンを検出するとともに、移動/静止によるセグメンテーションを行ってエピソード映像に要約する手法について検討を行った。評価実験では、複数の人物がさまざまな場所に重複して登場する負荷の大きなエピソードを被験者に体験してもらい、ユーザの自由想起、移動経路呈示、エピソード映像呈示の条件下での想起内容の比較検討を行った。その結果、高負荷記憶タスク下では移動経路よりもエピソード映像の方がエピソード想起に有利であることなどが明らかになった。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-01-22

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