あいまいイメージは不確か?
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概要
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筆者らは, 顔の特徴の顕著性を解明する方法として, 顔画像検索方式を提案し研究を進めてきた.検索方式は, 好みの顔や幸せそうな顔などの顔画像を課題として与え, 被験者にデータベースから妥協できる範囲の顔画像を選択させる方式であった.この方法は間接的に重要な特徴を調べる方法であり, 検索者が意識しない特徴についても調べることができることに特徴がある.この方法を用いて, 好みの顔や怖い顔など情緒的に表現された顔画像について, 人間がどの程度イメージを持ち, どの程度の再認性を示すかを実験した.検索を2回行わせ検索した顔について評価したところ, 類似性が高いことが確かめられた.その結果, あいまいと思われる顔についても割合安定なイメージが存在することが明らかになった.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1996-06-20
著者
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