蛇毒の酵素化学的研究(第6報)ヒャッポダ毒より抗血液凝固因子Anticoagulant 1およびAnticoagulant 2の精製とその性質
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概要
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Two anticoagulant factors anticoagulant 1 (A1) and anticoagulant 2 (A2) were isolated from the venom of Agkistrodon acutus by a combination of gel filtration on Sephadex G-75 and chromatographies on carboxymethyl (CM)-Sephadex C-50,diethylaminoethyl (DEAE)-Sephacel. By these procedures, 98.6 mg of Al and 24.8 mg of A2 were obtained from 1 g of crude venom. Anticoagulant activities of these preparations were inhibited by mercaptoethanol but not by soy bean trypsin inhibitor (SBTI), egg white trypsin inhibitor (EWTI), p-chloromercurybenzoate (PCMB), diisopropyl fluorophosphate (DFP), heparin or trasylol. These preparations were homogeneous as judged by disc electrophoresis on polyacrylamide gels at pH 8.3 and pH 4.3,and isoelectric focusing. The molecular weight of A1 and A2 were determined to be 25800 and 24000. By the addition of mercaptoethanol, A1 was dissociated into two subunits (MW 14000 and 12800), and A2 was also dissociated (1300 and 10500). By this treatment, anticoagulant activities of A1 and A2 were both lost. The isoelectric points were found to be pH 5.80 and pH 7.06 by isoelectric focusing with carrier ampholyte, respectively. These factors did not possess caseinolytic, fibrinogenolytic, fibrinolytic, esterolytic, 5'-Nucleotidase, ATPase, phosphomonoesterase, phosphodiesterase, phospholipase A, lethal or hemorrhagic activities. These proteins contained a little carbohydrates.
- 公益社団法人日本薬学会の論文
- 1980-08-25
著者
-
杉原 久義
名城大学薬学部,薬学専攻科
-
二改 俊章
名城大学薬学部
-
二改 俊章
名城大学薬学部微生物学研究室
-
杉原 久義
名城大・薬
-
杉原 久義
名城大学薬学部微生物学教室
-
杉原 久義
名城大学薬学部 薬学専攻科
-
田中 哲之助
名城大学薬学部
-
中村 多佳子
名城大学薬学部
-
大道 博子
名城大学薬学部
-
二改 俊章
名城大 薬
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